COLUMN / 照明
複数方向の光で、傷の見え方が変わる理由
品質検査の写真は、カメラより先に光で決まります。特に金属や鏡は反射が強いため、同じ傷でも照明の角度で消えたり、立ったりします。
一方向だけでは足りないことがある
正反射が強いと画面が白く飛び、傷が埋もれます。逆に光が弱いと、表面のざらつきと傷の差が小さくなります。対象を動かさずに、当てる方向だけを変えて撮ると、どの角度が検査に効くかが見えます。
複数の光を分けて使う
高角度、同軸、側方など、役割の違う光を重ねると、表面の模様を抑えつつ傷だけを残せる場合があります。ヘアラインのように、消したい反射と、残したい特徴が同時にある対象で差が出やすいです。
ハイブリッド照明は、この複数方向を一台で切り替えられるようにした製品です。仕組みと撮影例は、商品紹介のハイブリッド照明から「ハイブリッド照明とは」へ進むと読めます。
電源側の意味
方向を切り替えるには、チャンネルごとの出力を変えられる電源が要ります。照明本体と4ch電源はセットで検討することが多いです。構成が決まっていない段階でも、対象物の写真があれば、どの方向を先に試すかを技術相談で整理できます。